8月の一連の事件について

自分の考えを疑う気持ちを失ってはならない

個人的な韓国への気持ちを隠す事なく書くと次の通りである。これは直近で発生している騒動とは関係なく、これまでの経緯から自然とそうなってしまったところである。

  • 反日教育を行っている困った隣国。
  • いちいち突っ掛かってくる困った隣国。
    • ワールドカップはいつの間にか日韓共同開催にされたよな。
    • 日本海が嫌だ』という人が『東海(日本からみれば西海)にしろ』という神経が理解できない。
  • 絶縁できるならしてしまいたい。
    • 基本的に戦争の多くは『隣国』と起こってきたのであり、憎悪のないところのほうが例外なのだ。"日韓友好"などという言葉を単純に信じることができるとすれば、それはお花畑の住人だと私は感じる。
  • ご先祖様のしたことについて、我々が何か負い目を感じる必要はないと私は思っているので、過去のことについて言われても相手にするべきではない。
    • 欧米列強は旧植民地に対して謝罪しているのか?("紳士の国"は当然しているんだよね?)
    • 過去についてはどこまで遡って考慮するのか明確な決まりが無いので、『お互い様』でしかない。
  • 外交上日本の国益を追求しているのか疑問なことが行われることが多い。

上記のような認識ではあるが、『国交断絶しろ!』や『経済制裁だ!』など威勢の良い投稿をみていると、『まぁ、気持ちは十分にわかるのだが、自分をそこまで信じられるのか、それとも信じたいのか・・・』と疑問を抱く。もう少し具体的にいうと次の様な疑問はやはり涌いてくる。煮え切らないというだけなのだが、自分へのチェック機構は働いていると感じる。

  • 関わりたくないものとは関わらずに縁を切るという対応をする、という発想は現在の日本社会の雰囲気・価値観をそのまま反映してしまっている。これは正しいことなのか。
  • その怒りの気持ちは『社会や自分を取り囲む現状への漠然とした・悶々とした不満』に対するはけ口として、たたきやすいものを選んでしまっていないのか。不満ではなく、純粋にそれ自体の理不尽さ(不条理)に対して怒ることができているか。
  • 誰かに踊らされていないか? 日韓が(お互いを嫌いながらも)一応交流している状況から離反した状況に変化することを喜んでいるものはいないのか。ストレートに言ってしまえば、実際誰かいるのか(Who)の問題ではなく、『中国』が黒幕にいるのか・いないのかの問題なのだ。

一連の出来事について思うところ

温和な対応は許されない
  • 今回意外なのは、これまでよりは日本側が強く反撃しているということ。これまでだと、遺憾の意でおわり、ということになるのだが、今回は異なった。『竹島上陸』と『天皇陛下への侮辱』がほぼ同時に起きたため区別がつきにくいが、『天皇陛下への侮辱』が今回の対応の動機としては上なのではないか。なにせ選挙で数の力に劣る若者より、圧倒的に強い高齢者のほうがより強く怒る事件だから。しかし、このことから、結局日本を支配している(動かせる)層はかなり高齢な層なんじゃないかな、と暗い気持ちにもなるのである。
  • 攻撃に対しては適切な反撃をしなければ相手を調子にのらせるだけである。怒りを貯めずに淡々と反撃はするべきだ。これについては最近よくみるこのコピペが説明してくれている。

チャーチルの「対日世界大戦回顧録」より

日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。
笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。
反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数が上がるのに、それができない。
それでもう一度、無理難題を要求すると、これも呑んでくれる。
すると議会は、いままで以上の要求をしろという。

無理を承知で要求してみると、
今後は笑みを浮かべていた日本人がまったく別人の顔になって、
「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、
あなたは話のわからない人だ。ここに至っては刺し違えるしかない」
と言って突っかかってくる。

英国はマレー半島沖合いで戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを
日本軍に撃沈されシンガポールを失った。日本にこれ程の力があった
なら、もっと早く発言して欲しかった。

輸出・輸入制限などはすべきではない
  • 尖閣諸島中国漁船衝突事件の際に中国がとった最大のまずい行動はレア・アースの輸出制限であったはず。それを行ったことで中国が『政治的問題を経済に持ち込む国』であることが世界に認識された。そして依存が危険であると改めて認識された(中国側からすれば、認識されてしまった)。
  • 日本は直接的に大きく影響が無い(らしい)スワップ協定破棄(または単に延長しない)などにとどめ、輸出入の制限などは行うべきではない。それでは中国の対応と同じである。『スワップ協定破棄』や『竹島問題の国際司法裁判所提訴』、『韓国の非常任理事国入り反対』は致命傷を与えず、かつ『具体的な形・記録に残る措置』として妥当であると考える。大切なのは『観客(世界)が『それはやりすぎだぜ日本よ・・・』と思わない範囲内で最大限対抗する』ことである。
ロシア・韓国・中国で最も注意するべきは中国
  • 尖閣諸島竹島北方領土で最も『負ける』と痛いのは『尖閣諸島』である。
    • (誠に遺憾ながら)竹島北方領土はすでに戦後半世紀にわたり韓国・ロシアに不法占拠/実効支配されている。現時点からはプラスにしか推移しようがない。
    • 一方の尖閣諸島については日本固有の領土であって、日本が実効支配している。これを失うことは明らかなマイナスである。
      • 領有権を主張し始めた70年代は単純に資源の話もあっただろうが、現在においてはおそらく、台湾の挟み込みや太平洋への足がかりとしての意味も大きい。
      • これを許すと中国の覇権を許すことになる。位置的に中国が太平洋に出る上で日本は非常に邪魔な国である。こちらは礼儀を通しつつ邪魔であり続けるべきだ。
      • 中国には『沖縄』も領有権を主張するものもおり、『尖閣諸島の次は沖縄』との覚悟が必要である。
      • 沖縄には米軍も駐留しており、小島ではなく『沖縄県』として明らかな実効支配状態である。よってそのような要求・主張をしてくるとは常識的には考えられないのだが、最初は『とりあえず言ってみる・押し通せたらラッキー・勝手に譲歩するかも』というぐらいの思いで問題化してくる可能性はある。問題が無いところを問題化されるだけでも一歩押し込まれた状態である。
  • 尖閣諸島上陸に対しては『何食わぬ顔』で粛々と措置をすればよい。
    • 実効支配しているのは日本である。粛々と追い返すだけでよい。
    • 騒ぐとそこに問題があると認めることになる。
    • 特別な措置は必要ない。成田に不法入国したものの初回の措置が強制送還なら強制送還でよい。(2回目は2回目の措置)
    • 軽い措置により大量の上陸試行を誘発する傾向がみられた場合、『事前に』強行な排除措置を立法化・宣言すればよい。(あくまでも『多すぎるために労力がかかりすぎる』ための致し方ない措置として)
    • 『韓国と中国に対する措置が違う』のは次の違いもあるので当たり前。
      • 中国は核保有国であり、軍事大国であり、日本の貿易相手としても大きな割合を占める
      • 尖閣諸島は日本が実行支配していて、竹島は韓国が不当に占拠している。日本側が武力攻撃される可能性があるのは前者のみ。
  • 米国は日本・韓国のどちらとも連携しており、両国の不仲は大きな懸念事項。
国際社会を常に味方につける
  • 世界からの孤立を招くことは避ける。
    • アメリカでさえもイラク戦争の際には孤立してアメリカの覇権終焉を早める要因となった。
    • 第2次世界大戦前の日本と同じ状況にはならないように。
韓流の真のファンならぶれるなよ・・・
  • 一連の事件を通じて『韓流』のファンを辞める人がいる、というような記事が当然のように出てくる。個人的には結構な結果ではあると思うのだが、『韓国がこういうことをしても不思議ではない国だと認識できていないのに韓流ファンとはこれいかに?』と思うのである。
  • 流れ(ブーム)で韓流ファンになってしまっている人がいるとしたら、頼むから目を覚ましてくれ。簡単に流されるな。