デスマーチ八景

とりあえず八景ぐらいは達成できると思ってスタートする。書くことによるストレス発散のために。だから毒気は強めだ。

稼働率の向上

現状をよりよく改善しようという気持ちはゆとりから生まれてくる。今日の仕事をするだけで手一杯になる状況では改善のための活動をする「余地」が失われてしまう。「ゆとりの法則」の最初のページに出てくるこの図を思い出さずにはいられない。

人員の削減

まるでジェンガを楽しむかのように、人員が削減される。次の工程の初期メンバーに。他の炎上チームの応援に。

忘れられた「急がば回れ

スケジュールが遅延するとその遅延を回復するための「妙手」が渇望される。例えばシリアルに実行するはずだった工程をパラレルで行うようにして、みかけ次の工程を開始するということがよくある。だがこれはすごく難しいことなんだ。本当にその2つのテストは同時にやって良いのか、考える手間の方が多い様な気がしてくる。少しずつリリースされてくる資材を配置するのに、差分リリースを行う。いや・・・差分リリースこそ高度な管理技術を要することであって、こんなグダグダな我々に許されている技じゃないんだ! 毎日リポジトリをエクスポートして、ドスンッと配置するんだ。それが我々にできる一番安心な方法だ。

焼き肉パイプライン

応援者を追加するのは既存メンバーの負荷が大きいからだ。既存メンバーのアウトプットを使う作業に人を追加すればどうなるか。

命綱ではなくなったスケジュール

スケジュールとは、ゴールにたどり着くために必死に掴み、たぐり寄せ続けるべき命綱のようなものだ。視界がゼロになっても無心にそれを掴んで離さない。そんなもののはずだ。みんながそう思えないスケジュールではそうならない。