ウォータフォール開発における前工程修正作業

ウォーターフォールでの開発は基本一方通行だ。

「前工程から直さなければダメだ」となった場合には特殊な対応が必要になる。
少なくともそんな心のバリアがある。どのぐらい特殊かというと、映画「The CORE」(地底深く地球のコアまで掘り進み、核爆弾の爆発の力により停止したコアを再回転し磁場を復活させる、とかそんな話のはず)のようなものだ。

基本一方通行であるので、前工程の外側に新しい地層が積み上がる。修正チームは前工程を目指して掘り進む。今作っているものを壊しながら、今作っているものの重み(圧力)をうけながら。そして前工程の「一度決めたものを変更したくない」という抵抗を受けながら。よって、その対応をする人・チームのイメージはまさに映画の主人公のようになる。

大袈裟かな。ウォーターフォールを使うのであれば、必要の無いヒーローを生み出さないようにするのが一番だ。しかし、必要ならヒーローを作ってでも爆発なんて荒技であれ内部(工程的には外部)から正常化する決断も必要だ。